男性型脱毛症の治療薬には保険が適用されるのか?

男性型脱毛症は、一般には略称であるAGAのほうの呼び名でよく知られているもので、思春期以降の男性に典型的な症状がみられることからこの名前があります。他の脱毛症とは異なり、男性型脱毛症の場合には、髪の生え際や頭頂部から薄くなるという傾向がみられ、ときには生え際と頭頂部の両方とも脱毛が進行してしまうこともあるようです。
こうした男性型脱毛症の対処のしかたとしては、植毛を含めてさまざまなメソッドがありますが、手軽で一般的なものといえば、やはり頭皮に直接薬剤を投与するというものになります。そうした薬剤のなかでも代表的なものが、ミノキシジルという成分を含んだリアップなどの製品です。リアップは家庭用としてドラッグストアなどの店頭で市販されているシリーズもあり、たしかな効果をもつ成分が含まれていることから人気があります。リアップを頭皮に塗布すると、有効成分の力によって、頭皮の血行が促進されるため、髪の毛をつくりだすおおもとである毛母細胞が活性化されて、髪がすこやかに成長するようになるのです。保険が適用されるのかと悩む男性
リアップのような薬剤を購入するにあたっては、それなりの費用がかかりますので、社会保険が適用されることになれば、経済的な負担も減って、家計的にも助かるというものです。しかし、残念なことに、現状ではリアップの購入に関しては、社会保険の適用はないということになっています。これは、保険適用は病気やケガの治療目的というのが原則であって、男性型脱毛症の場合には、放置していたとしても、ただちに生命の危機や社会生活上のいちじるしい困難につながるわけではないので、国としては病気とは認められないという判断にもとづくものなのです。